今回のテーマは
付点のリズムです。
題して
「ピアノ演奏 付点のリズムとは」
それでは、レッスン・スタート!!
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ピアノ演奏者の9割が知らない
付点の役割って何だと思いますか?
それは
楽譜に付点のリズムがでてくるのは、
その次にでてくる音を引き立てるため
である
ということです。
4分の4拍子または4分の2拍子
の場合で考えてみた場合、
付点のリズムは
3対1のコンビネーションです。
タータ
拍 | 1 | 2 | 3 | 4 |
リズム | タ | ー | ー | タ |
チェルニー100番練習曲26番
4分の2拍子の楽譜より
付点のリズムというのは、
長い音プラス短い音。
この短い音の
次に出てくる音を引き立てる
ために
前に付点のリズムがでてきます。
なので、
短い音は重く弾いてはいけません。
この短い音を重く弾いてしまうと、
曲の流れがキレイに聞こえません。
まるで、
どっこいしょ、どっこいしょ・・・
というように
残念ながらダサく聞こえてしまうのです。
付点が来たら
その次の音が引き立つように
最後の短い音は軽く弾いて
みましょう。
リズムを鼻歌でうたってみると。
チカラ加減がわかると思います。
ぜひ、やってみてくださいね。
曲の終わりやクライマックスのときに
付点がでてくるときって、どのように
弾くと思いますか?
やはり、盛り上がるところは
カッコよく決めたいですよね。
そんなときは、
付点を鋭く弾くようにすると
曲のイメージに合った
演奏になります。
タターン!
みたいな感じです。
楽譜が書かれた時代は、
遙か昔。
だから、現代音楽のように
楽譜を書くときのルールが
きちんとされていなかった
とされています。
なので、本当はこんな風に
表現したかったけど、
楽譜にはこのようにしか
残せなかった・・・。
みたいなことが、
多々あるようです。
実際、作曲家が演奏している
映像は昔なので残っていません。
だから、楽譜通りに弾くと
音楽が映えないみたいな
ことが起こりうるのです。
どんな音楽を表現したかったのか、
この時代の音楽って
どんな音楽が流行っていたのか、
というのがわからないと、
表現するのが難しいと思います。
海を知らない人は海を音で
表現できないのと同じです。
だから、
ピアノ学校では
音楽史という作曲家の時代背景を
学んだりして表現力を磨くんですね。
同じ曲を弾いているのに、
弾いている人がちがうと
全然、違う音楽に聞こえる。
なぜだろう・・・?
それはピアノを弾く練習だけでなく、
その時代の背景をイメージして
表現しているからなんですね。
その時代に流行っていたリズムって
ありますものね。
だから、
演奏スタイルは
時代と共に変わってくる
のです。
今回は、「ピアノ演奏 付点のリズムとは」
というテーマでお届けしました。
では、まとめです。
◎付点のリズムの役割は
次の音を引き立てるため
◎付点のリズムの最後の短い音は
軽く弾くといい
◎リズムを鼻歌で歌ってみると
チカラ加減がわかりやすい
◎ラストやクライマックスに
出てくる付点は鋭く弾く
◎演奏は時代と共に変化する
ということで、
「ピアノ演奏 付点のリズムとは」
いかがでしたでしょうか?
なるほど、と思った方は
ぜひ実践してみてくださいね。
曲の雰囲気がガラっと
変わりますよ。
では今回のレッスンはこれで
おしまいです。
おつかれさまでした!!