今回はダンパーペダルの使い方
というテーマでお伝えいたします。
ピアノの足元を見ると、ペダルが並んでいますね。
気づきましたか?
私が子どもの頃、ピアノを習っていたとき、
全くといっていいほど
このペダルの出番がありませんでした。
中級、上級レベルの曲を弾こうとしたら、
やっとペダルを使う表記がある楽譜と
出会いました。
なので、子どもの頃の私は
このペダルの名前は?
いつ使うのか?
なんのためにあるのか?
と、ずーっと知らずにきました。
というわけで、
今回はそんな疑問にお答えいたします。
では、ピアノ演奏で
一番よく使うペダルをご紹介します。
ピアノの足元にペダルが3つ並んでいます。
このペダルの一番右側にあるペダル。
これを
ダンパーペダル
といいます。
このペダルを音を鳴らすときに踏んでみると
ボワワワワ~ンと音が響きます。
ピアノをお持ちの方は試しに音を鳴らして
一番右側のペダルを右足で踏んでみてください。
めっちゃ音が響く~って思いましたよね。
このペダルを踏むと、どうなるかというと
音が長く響くので音がブツブツ切れない
状態になるのです。
ペダルを使う最初の頃は、
1小節ごとに踏み換える練習をするとよいです。
ずーっと踏みっぱなしだと、余計な音が伸び伸びになって
音色がキレイに聞こえなくなります。
音を鳴らすとき、「ミファ」のように並びの音がある楽譜は
ペダルを使用しない方が音の濁りがなくキレイに響きます。
「ドミソ」のように隣り合っていない音を鳴らすときは、
ペダルを踏むと一音ずつキレイに音が響きます。
初級の楽譜にはペダルを踏む指示が楽譜に
書かれていませんが、中級以上になってくると
楽譜に
「ped」
というような表記があります。
楽譜出典:ショパン|幻想即興曲
上の楽譜を見ると、音符の下に「ped」の表記が
4つ書かれています。
「ペダルを踏みなさい」という意味です。
ペダルを踏むタイミングは、
音を鳴らすタイミングと
一緒にペダルを踏みたくなりますが、
そうすると
ひとつ前の音まで引っ張ってグオ~ンと響き、
音が濁ってしまいます。
なので
音を鳴らしたらすぐに踏むという感じで、
少しタイミングをずらしてあげます。
最初はこれがなかなか難しいので、
ゆっくりと
一小節ずつ区切って
練習することを
おすすめします。
こうすることで
音がキレイに響いてくれます。
踏んで離すのタイミングを
「プッシュ・ホン」と声かけすると
わかりやすいです。
「プッシュ」は押す(ペダルを踏む)
「ホン」でペダルを離す
何度も練習して
ダンパーペダルを上手に
使いこなしてくださいね!
では、まとめです。
「ピアノ|ダンパーペダルの使い方」
今回はダンパーペダルの使い方というテーマで
お伝えしました。
ペダルが初めての方も、
名前を覚えていただけたでしょうか。
音の響きを色々試して、あなたの音色を
響かせてくださいね。