曲を奏でるときに、ずっと同じ大きさの音でジャンジャン弾くのと、揺らぐように
強弱をつけるのとでは、どちらが演奏を豊かに表現できるか?
というと、それは、
やはり強弱をつけて演奏する方ではないでしょうか。
たとえば、発する言葉もそうですが、イントネーション、大事ですよね?
これが、一定の高さで、同じトーンで話をされたら、どうです?
なんだか、お経を聞いているようで、話の内容がわかりづらいですよね。
そうならないためにも、
演奏する曲にも、イントネーションのように強弱をつけます。
この強弱があるからこそ、曲を豊かに表現できるのです。
では、その強弱記号とは何なのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
楽譜には必ずといっていいほど、強弱記号がちりばめられています。
その記号と意味は次のとおりです。
イタリア語表記 | 表示 | 読み方 | 意味 |
piano | P | ピアノ | 弱く |
forte | f | フォルテ | 強く |
mezzo piano | mp | メゾピアノ | やや弱く |
mezzo forte | mf | メゾフォルテ | やや強く |
pianissimo | pp | ピアニッシモ | 非常に弱く |
fortissimo | ff | フォルテッシモ | 非常に強く |
crescendo (cresc.) | < | クレッシェンド | だんだん強く |
decrescendo (decresc.) | > | デクレッシェンド | だんだん弱く |
強弱記号は、このようにイタリア語で表示されています。
ちなみに、英語では・・・
P・・・”ソフト”と表現される。
f・・・”人の長所、強み、得意なこと” などという意味もある。
ポイント
ピアノ演奏するときは強弱記号に気をつける。