習い始めのころはみんなと一緒に楽しくピアノレッスン。
音楽が心から楽しめて、またやりたい心を育てつつ、実際にピアノを使って演奏する経験から、
もっと上手になりたいという意欲を起こさせるための土台作りをするという意味でも、
グループレッスンは他の人からも刺激を受けるいい環境だと思います。
ただ、経験値が上がってくると、グループレッスンでは物足りなくなってしまうかもしれません。
また、ひとりひとりの目的・目標がちがうこともあり、性格的な部分にもちがいが生じるため、
レッスンの内容も、スピードも、目標も変わってきます。
まず、私が思うことは、
その人がグループ活動が合っているのか、個人活動があっているのか、
という点です。
これは、性格的なところが多くを占めると思いますが、人は誰もが顔がちがっているように、
性格も千差万別。
よく、占い師の父が言っていたのですが、
団体で行動した方がその人の良さを引き出せる場合と、
個人プレーの方が輝ける人がこの世にはそれぞれ存在するのだそうです。
つまり、大きく言うと、みんな生きる目的と役割がちがうんですね。
ちなみに、うちの息子は幼児科のときはグループレッスンでしたが、
小学校にあがるのをきっかけに個人レッスンに変更しました。
理由は、息子の性格的に個人レッスンが合っていると思ったからです。
どの環境で学ぶことが、その人の良さを最大限に引き出せるのか?
自分の性格をふまえて、考えてみるといいと思います。
なんと言っても個人レッスンのよいところは、
マイペースでピアノレッスンが進められることですよね。
周りに左右されることもなく、先生も自分だけを見てくれるので、
自分の状況に合わせて、無理なくレッスンを受けることができます。
また、レッスンを通して、先生に自分の性格を把握してもらいやすくなるので、
自分がどんな音楽が好きなのか?
自分はどんな演奏がしたいのか?
自分はどんな感情でいるのか?
などを理解してもらいやすくなります。
そんな自分の理解者から教わるピアノは、かなりの成長につながると思います。
音楽が好き→もっと好きになった→もう一生手放せない!!
そんなふうに意欲を刺激してくれる先生に出会えたら、最高ですね。