ピアノ曲を1曲仕上げるためには、まずは楽譜が読めなければ始まりません。
楽譜って、あの♩がたくさん並んでいるあれのこと?
よくわからないんだけど・・・。
という方のために、これからわかりやすく解説します。
音符の名 | 記号 | 長さ | 休符の名 | 記号 |
全音符 | 4拍 | 全休符 | ||
2分音符 | 2拍 | 2分休符 | ||
4分音符 | 1拍 | 4分休符 | ||
8分音符 | 1/2拍 | 8分休符 | ||
16分音符 | 1/4拍 | 16分休符 | ||
32分音符 | 1/8拍 | 32分休符 |
付点音符の名 | 記号 | 長さ |
付点2分音符 | (3拍) | |
付点4分音符 | (1と1/2拍) | |
付点8分音符 | (1/2拍と1/4拍) |
付点がついている音符や休符は他にもありますが、ここでは楽譜によくでてくる主な音符を紹介しました。
シャープ | 半音(音の高さを)上げる | |
フラット | 半音(音の高さを)下げる | |
ナチュラル | 元の高さに戻す |
奏法記号とは、音の切り方やつなげ方など様々な奏法を示す記号です。
スタッカートは音符の上に小さな点が付いているものです。
意味は「音を短く切って」。
楽譜ではこのように表示されます。
アクセントとは音符の上についている「>」の記号です。
意味は「ある音だけが強い、強調して演奏する」。
アクセントが付いている音は、他の音よりも強く、強調して弾きます。
楽譜で表示するとこのようになります。
テヌートは音符の上に横線が付いているものです。
テヌートは「音を保って」。
次の音へ行くギリギリまで、弾いている音を保ってという意味です。
楽譜で表示するとこうなります。
スラーの意味は「なめらかに」。
音をブツブツ切るのではなく、なめらかに流れるように弾くという意味です。
違う高さの音をひとまとめにするように、カーブした線で音符の上に書かれています。
楽譜ではこのように表示されます。
タイの意味は「同じ高さの音をつなぐ」。
スラーに似ている表記ですが、タイの場合は、同じ高さの音をつないでいます。
同じ音がタイでつながっている場合は、「タ タ」ではなく、「ター」とつなげて弾きます。
楽譜ではこのように表示されます。
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その1 初見・・・はじめて楽譜を見ること
その2 譜読み・・・楽譜全体を見て、一通り楽曲を演奏できるようにする作業のこと
その3 練習・・・実際にピアノを弾いて曲の練習をする
その4 暗譜・・・楽譜を暗記して、一通り弾けるようにする
その5 完成・・・曲が仕上がる
1曲を仕上げるには、これだけの作業が必要です。
なんだか、大変そう・・・。
音符とかよくわからないのに・・・。
でも、漢字を覚えるのと比べたら、そこまで大変ではなさそうです。
なぜなら、♩の数は鍵盤の数しかないからです。
ちなみに、小学校で習う漢字は1006字と言われています。
ピアノ鍵盤の数は白鍵、黒鍵を合わせて88です。
しかも、1曲の中に同じ音符が何度もでてくるのです。
覚えるのも時間の問題。
漢字が読めれば、楽しく読書ができます。
ピアノも音符が読めれば、演奏が楽しくなるのは間違いないでしょう。
ドレミを理解すれば、弾きたい曲に出会ったとき、
自分で弾けるようになれます。
誰もがピアノを楽しく弾けるようになってほしいです。
ポイント
音楽記号を理解するとピアノが楽しく弾けるようになる