フラットの意味を覚えていますか?
そうです。「半音下げる」です。
このフラットが音符に2つ付いた状態をダブルフラットといいます。
では、このダブルフラットが音符につくとどうなりますか?
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楽譜を見てみましょう。
楽譜出典:「子犬のワルツ」より
赤い○で囲んである音符を見てください。
音符の横に♭(フラット)が2つ並んでいますね。
このマークを「ダブルフラット」といいます。
記号の名前 | ダブルフラット |
記号の意味 | 全音低く |
上の表で見るとわかる通り、♭がダブルを表す記号なので、
ダブルフラットといいます。
そして意味は「半音下げて、さらに半音下げる」
ということなので、
「全音低く}という意味になります。
つまり、楽譜の音符は何の音
を指しているのかというと、
下の図を見てください。
わかりましたか?
正解は・・・「ラ」です。
ですから、この場合は「ラ」の鍵盤(★マーク)を
たたくということです。
だったら、最初から「ラ」で
書いてくれればいいのに~
って思いますよね。
でも、ダブルフラットを使う。
それには理由があるのです。
これには理由があります。
黒鍵の音を半音下げるときに
ダブルフラットを使います。
もし、ダブルフラットを使わずに表記してしまうと、
楽典(音楽のきまりのこと)上、問題が生じるのです。
それは曲を移調したときに、つじつまが合わなくなって
しまうからです。
普段はあまり見かけない記号だと思いますが、
ショパンやリストなどの名曲を弾くときには
フラットが多い楽曲があるため、
このダブルフラットが登場することがあります。
ぜひ、覚えておきましょう。
フラットが2つある記号はダブルフラット
ダブルフラットの意味は全音低く
ダブルフラットは黒鍵の半音を下げるときに使う
ダブルフラットを使う理由は、楽典上に問題が生じるため