記号 | 読み方 | 意味 |
♭ | フラット | 半音下げる |
調号フラット(♭)が4つ
シ・ミ・ラ・レにフラット
この音階は
「ラ♭・シ♭・ド・レ♭・ミ♭・ファ・ソ」で、ラ♭から始まります。
イタリア語 | 日本語 | 長調 |
ラ・フラット | イ・変 | 変イ長調 |
シ・ミ・ラ・レにフラットの長調=変イ長調
ショパンの即興曲 第1番変イ長調 作品No.29
ショパンは愛する人と婚約したが、彼の体調がおもわしくなかったために二人が結ばれることはなかった。愛する人を失い、彼の悲しみを表現した曲。
調号フラット(♭)が5つ
シ・ミ・ラ・レ・ソにフラット
この音階は
「レ♭・ミ♭・ファ・ソ♭・ラ♭・シ♭・ド」で、レ♭から始まります。
イタリア語 | 日本語 | 長調 |
レ・フラット | ニ・変 | 変ニ長調 |
シ・ミ・ラ・レ・ソにフラットの長調=変ニ長調
ショパンの「雨だれ」
ショパンの当時の恋人サンドは彼と正反対の性格。そんな二人だったが音楽を通して心が通い合い恋人関係に。スキャンダルを避けるために二人で恋の逃避行。しかし、ショパンの持病が悪化し、サンドの献身的な看病を受けるも、彼の病状は死の淵をさまようほど悪化。そんなある日、サンドはショパンを残し、買い物へ。突然の嵐が襲い、帰りが遅くなった彼女がショパンのもとに帰ると、作曲したばかりの曲を弾いているショパン。それは、愛と死の旋律だった。
調号フラット(♭)が6つ
シ・ミ・ラ・レ・ソ・ドにフラット
この音階は
「ソ♭・ラ♭・シ♭・ド♭・レ♭・ミ♭・ファ」で、ソ♭から始まります。
イタリア語 | 日本語 | 長調 |
ソ・フラット | ト・変 | 変ト長調 |
シ・ミ・ラ・レ・ソ・ドにフラットがつく長調=変ト長調
ショパンの「黒鍵のエチュード」
右手は黒鍵しか使わないという曲。この曲には、自国のポーランドを出てパリにやってきた若きショパンの意欲と意気込みが込められている。彼はみんなに「ピアノって、こんなすごい楽器なんだよ!」というのを伝えたかった。彼の音楽界を驚かせようという野心と、イタズラ心のあふれる作品がこれだ。
今回はフラット4つ~6つつく長調をご紹介しました。
フラット4つ・・・変イ長調
フラット5つ・・・変ニ長調
フラット6つ・・・変ト長調
フラットがたくさんつくと黒鍵を弾いて演奏する曲になるため、難易度が上がります。
ショパンの曲は一度は耳にしたことがある有名な曲ばかりなので、一度は弾いてみたいな~、と憧れる方も多いと思います。
ピアノ練習は地道だけれど、毎日続けていけば、いつかこんな名曲が弾けるようになる日がくることでしょう。練習のプロセスを楽しみながらピアノと付き合っていきたいですね!